4日目 ケーブルカー(サンワールド)&サンセットタウン
事前チケットがあってもケーブルカーで1時間待ち!? 現場のリアルな状況
ベトナム・フーコック島のメインスポット「サンセットタウン」。 今回は、事前にケーブルカーのチケットをホテルで購入し、混雑を避けてスムーズに乗車する予定でしたが、年末年始の「オーバーツーリズム」の影響で予想外の展開となりました。
実際に現地で何が起きたのか、事実ベースでレポートします。
「優先入場」が機能しないほどの混雑
「事前チケットがあれば並ばずに入れる」という案内を頼りにしていましたが、現場はそれを上回る人波。結局、乗車待ちの列に加わることになり、最終的に乗車まで1時間近くを要しました。
どうやら繁忙期は「チケット所有者」自体が非常に多く、専用レーンがあっても機能しきれない状況だったようです。
午前終了の「11時30分」を過ぎても列は進む
最もハラハラしたのは時間管理です。 このケーブルカーは、お昼時に一度運行が止まるスケジュール(午前の部は9:00~11:30まで)となっています。
- 10:30: 余裕を持って到着したつもりが、列が全く進まない。
- 11:30: 規定の終了時刻。しかし、列の打ち切りや案内は一切なし。
- 12:00前: 時刻を大幅に過ぎて、ようやく乗車。
日本では「ここから先は時間外です」というアナウンスや、待ち時間の目安表示があるのが一般的ですが、現地では一切の案内看板やスタッフによる誘導がないまま、列が動き続けていました。
行ってみて分かった「現地の運用ルール」
時刻表に記載された「11:30終了」という数字は、あくまで「新規の受付締め切り」や「最終乗車目安」のような扱いだったようです。
現場に案内スタッフが不在だったため、並んでいる間は「本当に乗れるのか?」と非常にやきもきしましたが、結果としては「11:30時点で既に列に並んでいる客は、時間が過ぎても全員乗せる」という運用が行われていました。
これから行かれる方へのアドバイス
- 「事前チケット」は必須だが、過信は禁物: 繁忙期は「並ばないためのチケット」ではなく「当日券を買う手間を省くためのチケット」と考えた方が無難です。
- 時間の案内はないものと思う: 待ち時間や運行状況の告知はありません。「列が動いている限りは大丈夫」と割り切って待つ忍耐強さが必要です。
絶景ケーブルカーとスリル満点ウォーターパーク!
ようやく乗れたケーブルカー。結論から言うと、これは間違いなく「一見の価値あり」です!
ケーブルカーは「空中ジェットコースター」!?
まず驚いたのが、ケーブルのたわみ具合!想像以上に「しなっている」ケーブルに車体が乗っているので、支柱を通過する前後はふわっと浮くような感覚に。
ちょっとしたジェットコースター気分で楽しかったのですが、ふと「これ、30年後の安全性は大丈夫かな…?」なんて考えが頭をよぎるのも、また旅の醍醐味(笑)。新しい施設なので今はピカピカですが、あのしなり具合を見ると、つい将来のメンテナンスに思いを馳せてしまいました。

流れるプールは「チューブ争奪戦」!
世界最長7,899.9mの約17分の空の旅の終点のサンワールド(ホムトム島)にはウォーターパークがあり、広大な施設で、いわゆる私たちがイメージする水着を着て楽しむところは地図の右側の1/3ぐらいのところで、パークの残りの敷地内にはレストランやジェットコーススターなどの遊園地のような施設もあり、とても1日では回れるところではなく、今後も開発が進みそうな勢いを感じまましたが、今回は水着で楽しむ所謂ウォーターパークのみに行ってきました。

ここの流れるプールは、日本のような「貸出所」なんて親切なものはありません。流れてくるチューブを隙を見て「奪い取る」という、奥ゆかしい日本人にはなかなかハードルの高いスタイル(笑)。なんとか気合でゲットして乗ってみると、水流がしっかり強くて、これは快適!プカプカと流れに身を任せる時間は最高でした。
スライダーの宝庫!進化は止まらない
スライダーの種類も豊富で、10個ほどラインナップされていました。
- 1人でストイックに滑るタイプ
- 2人で絶叫を共有するタイプ
自分のレベルに合わせて選べるのが嬉しいですね。さらに、現在建設中の新しいスライダーもあり、次に来る時はもっとパワーアップしていそうです!
⚠️ ウォーターパークの着替え室には要注意!
サンワールドのウォーターパークは、スライダーの種類も豊富でレストランのクオリティも高く、最高に楽しめます!……が、唯一の難点は「更衣室とロッカー」。
- とにかく狭い: ロッカーが小さめで、通路も狭く、常に人でごった返しています。
- 床がびしょ濡れ: 「どこで着替えるの?」と戸惑うレベル。
- シャワーは冷水のみ: お湯は出ません!
- 料金:
- ロッカー小:50VND, ロッカー大:100VND
- レンタルタオル:50VND
- シャンプ&コンディショナー:50VND
- シャワージェル:30 VND
常夏の島なので「濡れたまま歩いて乾かす」のが文化なのかもしれませんが、日本のような清潔で乾いた脱衣所を想像していくと、ちょっと衝撃を受けるかも(笑)。濡れてもいいサンダルと、サッと羽織れる着替えを持っていくのが正解です!
. グルメも充実!お好みのレストラン探しがおすすめ
ウォーターパーク内(プール施設の外)はレストランが充実しているので、ケーブルカーチケットを買う際はあえて「ビュッフェ付き」にせず、現地で自分好みのレストラン店を探すのが個人的にはおすすめです。
私たちは近くのベトナム料理&BBQのお店へ。お昼過ぎだったためか、残念ながらほとんどのベトナム料理は売り切れ…!それでもなんとか「シャコのフォー」と「ブンチャー」をオーダーできました。 さらに嬉しいことに、ケーブルカーのチケット提示でビールが1杯無料に!ちょっと得した気分で、美味しいランチを楽しめました。
料理写真はベトナムグルメに掲載
まとめ
混雑やシステムに戸惑うこともありましたが、それを上回る絶景と楽しさがありました。もしこれから行かれる方がいたら、「時間は余裕を持って、チューブは気合で掴む!」ことを強くオススメします(笑)。日本の緻密なオペレーションに慣れていると驚くことも多いですが、これもまた急成長する観光地の「今」の姿なのかもしれません。
ようやくのれたケーブルからの絶景はやはり「一見の価値あり」ですね。
サンセットタウン
まるでイタリア?サンセットタウンの絶景
午後は早めにケーブルカーで戻り、そのまま「サンセットタウン」へ。 ここはまさにヨーロッパの街並み!どこを切り取っても絵になります。
今回は北部のホテルに宿泊していたので、移動だけで片道1時間。1日でウォーターパークと両方回るとなると、正直かなりバタバタでした……。 「次は絶対にサンセットタウンのホテルに泊まって、この街並みをのんびり散歩したい!」と心に誓うほど素敵な空間です。

🎫 チケットの裏技?「Kiss of the Sea」は見るべき?
ケーブルカーのチケットには、ウォーターパークと「Kiss Bridge」への入場券が含まれています。ここで迷うのが、夜のショー「Kiss of the Sea」。
- ショーの料金: 約1,000,000VND(約6,000円〜)と、ベトナムの物価を考えると結構お高め。
1日遊び疲れていたこともあり、今回は無理せずKiss Bridgeやサンセットタウンを散策して過ごしました。 ラッキーだったのが、Kiss Bridge前で前座?の迫力満点の水上ショーを見られたこと! 迫力満点のパフォーマンスを間近で見られて、なんだかとっても得した気分になれました。
Kiss Bridge前の迫力満点の水上ショー
番外編:AOI劇場の悲劇が“最高のサプライズ”に変わった瞬間
フーコック島南部の、地中海を彷彿とさせる美しい街並み。 楽しみにしていた水上人形劇(AOI劇場)の「休演」という現実に、私たちはしばし呆然と立ち尽くしました。
「せっかくここまで来たのに、年末年始の予定くらいネットに載せておいてよ……」
やり場のないガッカリ感を抱えたまま、私たちは近くのスターバックスへ。せめてもの慰めに、海に沈みゆく美しい夕焼けを眺めました。空がオレンジ色から紫へと溶けていくマジックアワー。
「さあ、そろそろホテルに帰ろうか。」
そう言って重い腰を上げ、帰路に着こうとしたその時。「旅の魔法」は、すぐ隣の路地から音を立ててやってきたのです。
絶望を上書きする、超絶ダンスの衝撃
劇場のすぐ近く、パン屋さん(Maison Eric Kayser Vietnam)の前の広場。そこには、劇場の休演を惜しんでいたことすら忘れてしまうほどの、熱狂的な空間が広がっていました。
ヨーロッパ風の石畳を舞台に始まったのは、陽気な音楽とキレキレのダンサーたちのストリートショー!
- 街並みとのシンクロ: パステルカラーの建物をバックに踊る若者たちのエネルギーは、まるで異国の映画のワンシーン。
- 高揚する心: 夕焼けの余韻に浸る暇もないほどの重低音と、目を疑うような超絶テクニック。
- 最高のリカバリー: 「わざわざ来た」という不満は、一瞬にして「ここに来たからこそ、この奇跡に出会えた!」という歓喜へと変わりました。
ベーカリー前の超絶ダンスパフォーマンス
ハプニングこそが、旅を完璧にする
予定通りに人形劇を観ていたら、この感動的なダンスショーには出会えなかったはず。 「わざわざ来たのに!」という不満は、一瞬にして「ここに来たからこそ、これが見られた!」という得した気分に塗り替えられました。
美しいヨーロッパの街並みの中で、偶然出会った最高のパフォーマンス。 「計画通りにいかないからこそ、旅はやめられない」 そんなことを再確認させてくれた、フーコックの忘れられない夕刻になりました。



