山下公園で『Winter Wonder Park Yokohama』というイベントが開催されていて、太陽に照らされてキラキラ輝く屋外スケートリンク。家族連れやカップルで賑わう中、ご機嫌の音楽がながれてくるなと思うと、特設のDJブースが設置されていて、実はあとで調べてわかったのですが、 DJ帝(みかど)さんが届ける軽快なDJサウンドでした。
DJって不思議な仕事だよな
DJブースを眺めながら、「DJって、あらためて考えると不思議な仕事だよな……」ふとそんなことを考えました。
かつてはTRFのDJ KOOさんや、最近ではSEKAI NO OWARIのDJ LOVEさんのように、バンドの中に「楽器を持たないメンバー」としてDJがいる光景も当たり前になりましたよね。
ただ、DJという存在が登場した当初はかなり衝撃だったのを覚えています。
「何もしない(ように見える)」が「最高」を生む?
だって、DJって、
- 自分で歌を歌うわけではない。
- ギターやピアノを弾き鳴らすわけでもない。
- その場でゼロから曲を作っているわけでもない。
基本的には、誰かが作った「お気に入りの曲」をセレクトして、繋いで、流しているだけ。それなのに、フロアには何百人、何千人と人が集まってくる。
これ、すごく不思議じゃないですか?
必要なのは「技術」より「共感」
DJがやっていること。それは単なる「再生ボタン係」ではありません。
その場の空気を感じ取り、 「今、みんなが聴きたいのはこれだろ?」 という音を、最高のタイミングでドロップする。曲と曲を繋いで、途切れることのない大きな「うねり(グルーヴ)」を作る。
ただ曲を流しているだけに見えて、実はその場にいる全員の心拍数を操っているような、そんな感覚。彼らが流す音に人々が共感し、一つになって熱狂するのです。
野外DJ風景
「好き」を極める生き方の格好よさ
「自分が作ったもの」ではなく、「自分が最高だと思うもの」を提示して、それで人を幸せにする。
これって、究極の「キュレーション(目利き)」の仕事ですよね。
特別な楽器が弾けなくても、歌声が震えるほど美しくなくても、「これが最高なんだ!」という情熱とセンスがあれば、世界を熱狂させることができる。
「何者かにならなきゃ」と力むより、自分の「好き」を信じて、周りを巻き込んでいく。
そんなDJのような生き方って、なんだかすごく自由で、素敵だなと思うんです。ふとそんなことを考えました。




